森をまもり、笑顔を生み出す ウィザーのハッピーパトロール

ウィザーは しぜんをあいする、やさしいまほうつかい。しょくぶつや どうぶつが 大すき!
ふだんから よく森の中を おさんぽして、どうぶつたちと話をしたり、しょくぶつが ちゃんと元気にしているか
そっと みまもっています。
そんなウィザーのたからものは、子どものころからつかっている“まほうのつえ”。
少し元気のないお花や、けがをしたどうぶつに そっとふると、まほうで 元気にしてあげることが できるのです。

今日もウィザーは、ほうきにのって ゆらりゆらりと 森をおさんぽ しています。
すると、きれいにさいた 色とりどりの お花畑の中に、ひとつだけ しょんぼりしているお花を 見つけました。
「どうしたんだろう。お水が足りなかったのかな……。だいじょうぶかーい?」
ウィザーは しんぱいそうに近づいて、お花に 話しかけました。

お花は しょんぼりしおれたままで、へんじもありません。
「たいへんだ。でもだいじょうぶだよ。
ぼくのまほうで、元気にするからね~~!」
そういって、ウィザーがくるん、とつえをふると、
たちまち、お花は かおを上げて、ゆらゆらとおどりだしました。
元気になったお花のようすに、ウィザーもどうぶつたちもほかのお花もおおよろこび!
「よかったーー!」
そう言って、ウィザーが大きく りょうてをあげた、そのとき──!
もっていたつえが ぽーんと 空にとび上がり、
「コツンッ!」
と、ウィザーの頭に 当たってしまいました。

すると、びっくりしているウィザーの体から すーっ、と 新しいえだが のびてきて……
「ポンッ!」
きれいなお花が、ひとつ、さきました。
どうぶつたちも お花たちも、みんなおかしくて大わらい。
さいしょはキョトン、としていたウィザーも、思わず「クスッ」と わらい出してしまいました。
「あはは……。ぼくが いちばん 元気をもらっちゃったみたい」
ウィザーが てれながら言うと、お花畑にはさらに大きな みんなのわらい声が ひびきました。
だれかのことをしんぱいしたり、思いやる気もちって、とってもだいじ。
そして、なかまたちといっしょに笑うと、もっともっと しあわせな気分になるね!







